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売買しない時は上手くいくんですが、売買すると上手く行きません。」と言う方は多いです。なぜ、このような現象が起きるのでしょうか?おはようございます松下です。先月、東京と大阪でセミナーを開催しましたが、その際に頂いた感想の中に、下記のような相談コメントが入っていました。とても悩ましい“負のトライアル”に入られています。おそらく同じ悩みを抱えていらっしゃる方は多いと思いますので、ぜひ一緒にメルマガで考えてみたいと思います。==========================ローソク足の見方も、移動平均線の取り方も、MACDも、ボリンジャーバンドもすべてをチェックして取り組んでいます。9割がた逆をやっています。今は、半ばふてくされて休憩してあえて取り組んでいません。でも、毎日これはどう動くか、あるいは今のトレンドをどう考えるのか、ファンダメンタルも含めてチャートを眺めています。何もしない時は、ほとんどその通りに動きますし、次が分かりますが、売買に走ると逆に動きます。この精神的なものの構築の仕方を知りたい。田中健吾さん(仮名)==========================同じトレードをやっているつもりなのに、売買をしていない時は大体自分の思い通りになっていくけど、売買をしたら上手くいかなくなる。一体なぜなのか?「そうそう私も同じ!同じ!」「なんでそうなるんだろう?」「ちょうどそれを聞きたいと思っていたところだ!」「自分と同じ状況になっている方がいるという事は、何かカラクリがあるに違いない!」gotoさんは、そんな風に思いますか?ふんふん。なるほど。はい、ではその“カラクリ”の答えをお伝えしましょう。本当にこの相談のコメントを書かれた方は“運が悪いだけ”なのか?おそらく“ただ運が悪い”だけではないと思います。なぜなら、本当に同じポイントで売買出来ていたのであれば、そこに資金が入っていようが、いまいが“必ず”同じ結果になるからです。そうでなければ、私たちはトレードで利益なんて上げられません。トレードの世界で専業としてやっていけている人がいるという事は、戦略を持ってトレードすれば、戦略に沿った利益を上げられる事が必ず出来るからです。資金が入っていようが、入っていまいが、結果は同じになります。だから勝っているトレーダーはいつも勝っています。負けてしまうトレーダーもいつも負けています。そこの“真理の部分”がもし、ゆがんでしまったら、投資はただのギャンブルになってしまいます。でも投資はギャンブルではありません。勝てる人はいつも勝っています。だからその真理の部分はゆがみません。安心して下さい。ゆがんでいるように“感じている投資家がいる”だけです。実際、“売買した時だけ、運悪く損ばかりする”という運の悪い人も稀にいらっしゃいますが、それにしては、この相談をされた方と同じ感覚に陥ってしまっている個人投資家の方はたくさんいます。“稀”のはずが、なぜか“たくさん”いるんです。だから、“運が悪くて利益が上がっていない”というわけではない、という前提でカラクリの説明をしていきます。(運悪く“売買した時だけ、トレードが上手くいかない”という状況になっている方でも、トレードの世界では必ず利益を上げられます。その事はまた別のメールでお伝えします。)実際頂いたコメントからも、いくつか“原因”と思われる事を推測する事が出来ます。残念ながら、この方はトレードルールに沿って“いつも同じ”トレードはされていません。同じトレードを“しているつもり”が、実はそれは“同じような”トレードをしているだけで、実際は“相場観”によるトレードをされています。なぜ、そんな事がいえるか?頂いたコメントをもう1度見ていると、〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ローソク足の見方も、移動平均線の取り方も、MACDも、ボリンジャーバンドもすべてをチェックして取り組んでいます。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜“すべてをチェックしてトレードしています。”とおっしゃられていますが、すべてを見ているという事は、本来“すべてのサインがそろった時のみエントリーする”という事です。というと、かなり厳選されてきます。トレード回数はものすごく少なくなってしまうので、日足ベースのトレードの場合、毎日売買する事はありません。MACDなんて、1度ゴールデンクロスもしくはデッドクロスをしたら、よっぽどの事がない限り、数日から数週間はクロスしないからです。でも、〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜今は、半ばふてくされて休憩してあえて取り組んでいません。でも、“毎日”これはどう動くか、あるいは今のトレンドをどう考えるのか、ファンダメンタルも含めてチャートを眺めています。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜“毎日”とおっしゃられています。眺めているだけで、“売買している”わけではないので、一概には言えませんが、“毎日買い場を探して眺められているんじゃないかと思います。デイトレをされているのか?スイングトレードをされているのか?そこまでは書かれていませんが、ファンダメンタルも含めて・・・という事ですから、おそらくデイトレではないでしょう。という事は日足ベースのスイングトレードもしくは、トレンドフォローの戦略でトレードをされているという事です。それなのに“毎日見ていますが”とおっしゃられています。ローソク足、移動平均線、MACD、ボリンジャーバンドなどを取り入れているという事は、毎日チャートチェックするほど売買サインは現れません。どういうルールかは分かりませんが、1通貨当たり、月に1回か2回あるかないかです。しかもファンダメンタルまで取り入れられています。そういったコメントから推測すると、“材料が多すぎて、トレードが複雑になりすぎてしまっている”のか、もしくは、今回はMACDを採用しよう、今回は移動平均線とローソク足を採用しよう、今回はファンダメンタルを優先しよう。といった“違う”売買を、ご自身の裁量(相場観)で都合のいいように解釈して選択してしまっている可能性があります。残念ながらそれは“トレードルール”とは言えません。その方がトレードルールと思っているそれは、実は“相場観”なんです。“MACDのゴールデンクロスで買う”というサインがあります。そして、MACDのゴールデンクロスで利益が上がるときと損する時があります。“移動平均線のゴールデンクロスで買う”というサインもあります。そして、移動平均線のゴールデンクロスで利益が上がる時と損をする時があります。ボリンジャーバンドでも、ファンダメンタルでもそうです。それらをごっちゃにした時、MACDの損をする時の買い、移動平均線の損をする時の買い、ボリンジャーの損の買い、ファンダメンタルの損、それらが自分の裁量(相場観)でやっていると重なる時があります。そして、ここからが大事ですが、“大抵の場合重なります。”MACDの利益になる時の買い、移動平均線の利益になる時の買い、ボリンジャーの利益になる時の買い、ファンダメンタルの利益というようにいいところが出る事の方が圧倒的に少ないです。なぜか?投資家の感情(裁量、相場観)は相場で負けるように出来ているからです。普通にやっていたら、投資家は相場では勝てないんです。だから、8割以上の投資家は負けてしまうんです。“売買しない時は勝てて、売買すると負ける”実はこれは多くの投資家の典型的なパターンの1つで、そうなる理由は、“自分の都合”でトレードしているからです。“利益を上げたい”“稼ぎたい”という欲が前面に出てきてしまうからです。相場で欲を出せば負けます。なぜならそれは集団心理の動きそのものになってしまうからです。相場で利益を上げようと思うなら、相場の理論、理屈、相場の原理、原則でトレードしなければ勝てないんです。だから、裁量ではなく売買ルールを持ちましょう。と何度も、何度もお伝えしているんです。まずはルールを固めてください。テクニカルの材料を減らしてもかまいませんので、シンプルにして毎回同じ売買ポイントでトレードするようにして下さい。そうすれば、少しずつ変化が出てきます。松下誠